結論から書きます。ハイエースの車中泊で、寝床にお金をかけるのは一丁目一番地。
私はリンクスファクトリーのベッドキット「FLAT4」に、ふとんファクトリーで注文した布団を組み合わせて、家族3人が寝られる寝床を作りました。総額125,150円です。
ただ、先に正直なことを書いておきます。この125,150円のうち、24,000円は買わなくてもよかったかもしれません。その話は後半に書きます。
私はハイエースで2歳の子どもと車中泊をしています。キャンプ歴はまだ1年未満です。
この記事では、カタログに載っていないことを書きます。なぜ市販の布団では駄目だったのか、子どもは落ちないのか、昼間はどうしているのか、ベッド下の収納は実際に使えるのか。買う前の私が、知りたかったことです。
前提:うちの車
- ハイエースバン ワイド ミドルルーフ
- スーパーGL ダークプライムII
- 8型
ワイドを選んだ最大の理由が、寝床の広さでした。ここは後半の「子どもの寝相」の話につながります。標準ボディの方は、寸法が変わる前提で読んでください。
ベッドキット:リンクスファクトリー FLAT4
楽天市場で73,150円。
なぜこれを選んだか
決め手は2つです。マットが分厚いことと、組み立てが簡単なこと。
インパルスの板倉さんのハイエースに憧れてクラフトプラスのキットも検討しました。作りが魅力的でとってもかっこいい!でも価格が可愛くない!ということでリンクスファクトリーに軍配が上がりました。
またサブバッテリーなどを組んだ場合、車検などで毎回分解や積み下ろしが必要なのか懸念があったため、私は手軽に分解組み立てできるこちらのベッドキットを選びました。
取り付けは一人でできます。ただし場所が要ります
組み立ては一人で完了しました。
想定外だったのは、場所のほうです。自宅の駐車スペースでは狭くて作業ができず、川沿いの広い駐車場まで移動して組み立てました。笑
これから買う人は、車の後ろと横に人が動けるスペースを確保できるか、先に確認しておくといいと思います。壁に寄せて停めている環境だと、そのままでは厳しいかもしれません。
布団:なぜ市販品では駄目だったのか
ここが一番遠回りした部分です。
ニトリでは、サイズが合わなかった
当初は市販の布団を買うつもりでした。ところが160×180というサイズが無い。
近い寸法のものはありますが、綺麗に収まらないのが不満で、買う気になれませんでした。端が余ったり足りなかったりする状態で毎晩寝ることを想像すると、どうしても納得できなかったです。
インフレーターマットをやめた理由
車中泊の定番であるインフレーターマットも検討しました。コンパクトになるのは確かに利点です。
やめたのは、家族サイズを毎回出し入れするのが面倒だと分かったからです。
一人分なら苦にならないかもしれません。ただ、3人分となると話が別です。毎回ふくらませて、毎回空気を抜いて畳む。それを子どもを見ながらやるのかと考えて、諦めました。
ふとんファクトリーに決めた理由
YouTubeで見つけたのがきっかけでした。
決め手は「フルサイズが選べること」です。
シングルサイズを2枚並べるという選択肢もありました。ただ、その場合、真ん中に隙間ができます。その隙間が嫌でした。子どもが寝返りを打つことを考えると、1枚でつながっているほうがいい。
160×180、ベッドキットとまったく同じサイズで作れる。これが決定打でした。
買ったものと価格
- リンクスファクトリー FLAT4 ベッドキット:73,150円
- ふとんファクトリー フラットコットン(厚さ8cm):28,000円
- ふとんファクトリー キルトマットコットン(厚さ2.5cm):24,000円
合計125,150円です。布団は2点とも160×180で、ベッドキットと同じサイズにしています。
寝心地:厚さ10cm超え
ベッドキット自体が分厚いマットになってますが、さらにフラット(8cm)とキルトマット(2.5cm)を重ねて合計で10cmを超えます。
寝心地は最高です。底つきはまったくありません。硬さもちょうどいい。
私はもともと腰が痛くなるタイプではないので、腰への評価はできません、、
正直に言うと、キルトマットは要らなかったかもしれません
ここが、この記事で一番書きたかったことです。
厚さだけを求めるなら、ベッドキットとフラットの布団だけで十分でした。キルトマットの部分は、市販の薄いシーツで代用しても何ら問題ありません。フラットの上の専用シーツと思って同一メーカーのものを買ってしまいました。
キルトマットの機能をよく理解しないまま買ってしまった、これは私のミスです。24,000円ぶんの後悔があります。
寝心地そのものは本当に良いので、製品が悪いわけではありません。用途に合った選び方をすれば、間違いなくいい買い物になります。ただ、私のように「とりあえず両方」で買うと、こうなります。
これから買う人は、まずフラットだけを買って様子を見ることをおすすめします。足りなければ、あとから足せます。
家族3人で、どう寝ているか
基本的に先に子どもを寝かしつけて、夫婦で少し談笑してから、あとで寝床に入ります。
子どもの寝相が悪いので、私たちが寝る頃にはあちこちに移動しています。それでも、空いているところに夫婦で入れば問題なく眠れます。
これができるのは、ワイドボディだからかも。ハイエースのワイドを選んだ最大の理由が、この寝床の広さでした。
子どもが落ちる心配は、ありません
これは断言できます。落ちる隙間がありません。
- 左右は車の壁
- 後ろは後部ドア
- 前はセカンドシートが壁になる
四方が囲まれているので、小さい子どもでも安心して寝かせられます。子連れで車中泊を考えている人が一番気にする部分だと思いますが、ここは心配しなくて大丈夫です。
昼間はどうしているか
三つ折りに畳んで、ベッドキットの上に置いています。
フラットとキルトマットを重ねたまま、まとめて三つ折りです。購入時にベルトが付属しているので、それで束ねれば綺麗にまとまります。
畳んだまま走行して、夜になったら広げるだけ。この手軽さが、インフレーターマットではなく布団にした理由でもあります。
ベッド下の収納は使えるか
バッチリ使えます。ハイエースなので、収納能力で困ったことは一度もありません。
ただし、奥のものは取り出しにくい
これが唯一の不満です。荷室が長い、、
対策として、軽いものを奥に、重いものやよく使うものを手前に置くようにしています。工夫すれば実用上の問題はありません。
ここで比較対象に戻ります。クラフトプラスのベッドキットは、マットが外しやすく下の収納にアクセスしやすい構造です。
価格を取るか、収納の利便性を取るか。この2つを比べるときの分かれ目は、たぶんここです。私は価格を取りました。
もう一度買うか
ベッドキットは、また買います。コストパフォーマンスに優れた製品だと思います。
他の製品を試してはいないですが、マット部の分厚さは他社製品より群を抜いている印象があり、快適な寝心地につながっています。
布団は、フラットだけにします。キルトマットは、必要性を理解してから判断すればよかった。
寝床が整っても、真夏はそれだけでは眠れません。暑さ対策としてポータブルクーラーを導入した話は、真夏のハイエース車中泊にポータブルクーラーは必要かに書きました。
まとめ:買う前に確認したい3つのこと
ハイエースの車中泊で、寝床にお金をかける価値はあるか。あります。車中泊の満足度は、ほぼ寝床で決まります。
ただ、買う前に3つだけ確認してください。
- 組み立てる場所があるか。自宅の駐車スペースが狭いと、移動が必要になります
- 収納へのアクセスをどこまで求めるか。安さを取るなら、奥のものは取り出しにくいと割り切ることになります
- 布団は、まず1枚から。足りなければ足せます。最初から2枚買うと、私のように後悔する可能性があります
そして子連れの方へ。落下の心配は要りません。ここだけは、実際に子どもを寝かせている人間として断言しておきます。
遠くまで運転して夜はしっかりフラットな布団で寝れる幸せは他に代えがたいものがあります。途中のパーキングで休憩するのもしっかり横になれる空間が直ぐ側にあるなんて。なんて幸せなんだ。笑
